炎の祭典 大磯「左義長」 1月14日(土) 大磯北浜海岸
正月のお飾りや縁起物などに火を入れセエノカミサン(道祖神)に1年間の無病息災を願う大磯の祭事『左義長』が1月14日(土)に開催される。火入れは午後7時頃。会場は大磯北浜海岸(大磯駅より徒歩5分)。
大磯の左義長は昭和53年に神奈川県無形民俗文化財に指定されたことからこの名称が広く知れ渡った。もともと地元ではセエトバレエ、ドンドヤキ、ダンゴヤキとも言われている。左義長という名称は、明治時代の後期、伊藤博文の側近によって使われはじめたという言い伝えがある。平成9年には、国の重要無形民俗文化財に指定された。文豪島崎藤村は、大磯の勇壮な左義長に惹かれて、大磯を最後の地に選んだとも言い伝えられている。
当日会場となる海岸沿いには、青竹を立てまわりに正月飾りや縁起物を高さ7〜8mに積み上げられたサイト(9基)が設置される。日が沈み暗闇に包まれた午後7時頃、各サイトに火が点火される。赤い炎がサイトを包み海岸を煌々と照らす様子は左義長ならではの迫力を見せる。また、海岸では、漁師が浜方と陸方にわかれて綱を引き合うヤンナゴッコと呼ばれる行事もおこなわれる。
団子セットを販売
大磯町観光協会では、左義長を楽しんでもらおうと大磯駅前観光案内所の前で竹竿と紅白のダンゴのセット(300セット)を販売する。販売開始は14日の午後1時30分〜(売り切れしだい終了)。問い合わせは【電話】0463・61・3300大磯町観光協会事務局。
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3月29日