「社会の役割担う」 新成人が決意や感謝
新成人の門出を祝う記念行事が大磯・二宮・中井の3町で行われた。
「成人の日」より1日早い8日に「成人のつどい」があった中井町。新成人81人が出席し、尾上信一町長や中井中学校恩師らの言葉に耳を傾けた。新成人を代表して原敏之さんと小清水菜摘さんが「はたちの声」を発表。公認会計士を目指す原さんは「会計という側面から日本を支えていきたい。残りの大学2年間で社会に出る準備をする。一人前になる時に両親に改めて感謝を伝えたい」と語った。東日本大震災の発生時に電車に乗っていたという小清水さんは乗客同士が助け合った体験を語り、「成人式を迎えられたのは家族や先生、仲間、地域の方たちのおかげ。ふるさとへの感謝を忘れずに力強く優しく逞しく生きていく」と誓った。
259人が成人となった大磯町の成人式は9日に大磯プリンスホテルで開かれた。中崎久雄町長がお祝いのメッセージを寄せ、新成人は記念写真を撮ったり、近況報告や思い出話をしたりして旧交を温めていた。
二宮町の成人祝賀会も9日にあり、291人がラディアンで祝賀を受けた。坂本孝也町長や杉崎俊雄町議会議長、古澤時衛県議らが若者たちを激励。新成人代表が「震災復興のために自分の役割を担っていく。どんなに厳しい風も自分を成長させる風と受け止め、誰からも信頼される大人になる」と決意を述べた。式典は35分で終了し、懇親会では抽選会が行われた。
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