大磯楽写会会長を務める 森谷 茂之さん 大磯町在住 76歳
いつまでも続けていきたい
○…今回の写真展のテーマは京都。大磯楽写会の会員12名が2泊3日で京都洛北、洛中、洛東を中心に古都の秋をファインダーに収めた。その時に撮った写真から選んだものが並ぶ。「会員全員が揃って行ったのは初めて。旅を通じて今まで以上に会員同士の親睦を深めることができ良い旅でした」と振り返る。会期は1月24日から29日まで。場所は大磯町立図書館。「私たちの作品を多くの方に見ていただき、評価してほしい。皆様の声を基にさらに良い写真を撮れるように精進していきたい」と向上心を忘れない。
○…大磯生まれの大磯育ち。子どもの頃は学級委員長を務めるなど、クラスのまとめ役として活躍した。スポーツ万能で特に、野球やテニスが得意だったという。「体を動かすのが好き。その反面勉強は苦手だったかな」と苦笑い。高校生の頃はサラリーマンになりたかったとか。「家はスーパーを経営していました。当時は、地元で商売をやっていくよりも外に出て会社勤めをすることでもっと世間を知りたいという思いが強かった」と話す。しかし、大学に入った頃から少し考えに変化が生まれた。「世間を少し知るようになって、家を継ごうと思うようになった」。大学卒業後は家業を継いだ。「子どもの頃から手伝いをしていましたから、不安もなく取り組めました」と話す。商売の喜びはとの問いに「お得意さんが増えていくことが何よりも楽しかった」と笑顔を見せる。
○…写真を始めたのは8年前。平塚市文化祭写真の部で市長賞を受賞したことも。「自分が想像したものがシャッターを通して画面になって表れた時はうれしい」と写真の魅力を語る。こだわりは「ほかの人が撮らないものを求め、写真にすること」ときっぱり。今後については「会員皆仲良く、和気あいあいと活動しています。いつまでも楽しく続けていければ」と今後に思いを馳せる。
|
|
|
|
|
|
3月29日