旧吉田邸 再建へ予算計上 県と大磯町 12年度に基本設計
神奈川県と大磯町は、旧吉田茂邸の再建へ向けて2012年度予算案に基本設計費を計上した。火災による焼失からもうすぐ丸3年。いよいよ再建計画が具体的に動き出しそうだ。
再建に関する協議を続けてきた県と町は昨年、それぞれの役割を決める方針案をまとめた。町が主体となって建物を再建し、維持管理と運営も担う。県は法面工事などの基盤整備にあたり、技術的な支援と協力をすることになった。
県は2009年に西武鉄道から旧吉田邸の敷地を購入。国道1号線を挟んで向かい側にある県立大磯城山公園と一体化させ、都市公園として整備を進めている。旧邸再建の基本設計は県が大磯町の委託を受けて実施する予定という。
町は基本設計の負担金700万円と旧吉田茂邸再建基金への積み立て金2千500万円などを来年度予算案に盛り込んでいる。
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