中井町にメガソーラー候補地 県調査の12カ所で最大面積
再生可能な次世代エネルギーとしてメガソーラーを含む大規模太陽光発電施設の普及促進を目指す神奈川県は、メガソーラーを誘致する土地の基礎調査を行い、県内12カ所を2月に公表した。土地は小田原市や横須賀市、湯河原町など6市3町にある公有地と民有地それぞれ6カ所で、総敷地面積約94ha。そのなかで最大の広さ約32haを持つ中井町の民有地がリストに上がった。
中井町の土地は県道秦野二宮線の西側、同町井ノ口ほかに位置。敷地のおよそ7割が山林で、残りは荒地やみかん畑になっている。周囲に受光の障害となる建物や施設などはないが、土地には大きな起伏がある。調査結果によると、年間日射量は1平方メートルあたり1361kWh。土地の提供方法は売却または貸付(応相談)。県は、メガソーラーの設置を検討する民間業者からの申し込みを今月上旬から受け付ける予定という。
県のエネルギー政策を示す「かながわスマートエネルギー構想」のもと、愛川町の県有地約3・2haではモデル事業のメガソーラー計画が進む。2012年度に太陽光発電設備を整備し、13年夏頃から運転する予定。年間180万kWhの発電電力量を見込む。
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