「サボテン」で広がる交流の輪 愛好団体がユニークな活動
サボテンの魅力を思う存分に堪能しようというユニークな団体がある。平塚市在住吉野孝敏さん(70)が代表を務める「平塚サボテンクラブ」だ。今年で44年目を迎え、会員には大磯・二宮町在住者もおり計39人。
同クラブでは毎月1回、金田公民館で”サボテンの競り”を行う。会員がそれぞれ育てたサボテンに値段を付け、互いに売り買いをして楽しむというものだ。値段はだいたい200〜300円。個性あるサボテンが揃う競り会場は「それ買った!」の声で、毎回盛り上がりをみせる。
年に2回、千葉や長野にあるサボテン業者への見学会も会員の楽しみ。「車に相乗りして、旅行気分で楽しいんだよ」と吉野代表は白い歯をのぞかせる。
「メンバー同士、栽培方法を教え合っている。サボテンを通じて、仲が深まっていくようで嬉しい」と吉野代表。「暑かったり、乾燥していたり、過酷な自然環境でもしぶとく生きるサボテン。そんな力強い姿に愛着を感じるんだよね」としみじみと語っていた。
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