心なごむ幽玄の光 19日(土)中井町で竹灯篭の夕べ
中井町の厳島湿生公園で「竹灯篭の夕べ」が5月19日(土)に実施される。県内でも稀少な自然の湧水地である同公園におよそ3千本の竹灯篭を灯し、幽玄な光の演出を心なごやかに楽しむ情趣あふれるイベント。今年で7回目を数える。
竹灯篭の夕べは地域住民やボランティア、行政が協働で実施している恒例行事で、厳島湿生公園竹灯篭の夕べ実行委員会が主催。景観に恵まれた同公園を拠点に、町内外の人々と交流を図り、自然への親しみと理解を深めることを目的にしている。また、古くから人々の生活に利用されてきた竹を見つめ直し、竹林を活かした地域活性化を目指すなど、竹林再生活動の一環にも位置づけられている。中井町の魅力を発信する名物イベントとしてすっかり定着し、昨年は町内外から約3千人が見物に訪れた。
竹灯篭は、風情豊かな園内に巡らされた木道と湿生地の中央にある厳島神社(弁天様)の周囲、芝生広場、石段などに並べて点灯。水面に映る炎も美しく、園内は幽玄の世界に包まれる。
また、今年は一般公募した製作隊による竹灯篭のオブジェが登場する。過去のイベントでは中井町の町章を表した光のマーク、富士山やブリッジ、花などをかたどった光のオブジェなどが設置され、どのような趣向を凝らした竹灯篭が完成するか、お楽しみだ。
今年も義援金募集
当日は午後2時からMY竹灯篭づくりと竹トンボづくりを随時行う。だれでも参加自由(申し込み不要・小学校低学年以下の子どもは保護者同伴で)。点灯時間は午後5時30分〜午後8時30分。竹灯篭に火を灯したい人はライター(柄の長いものが便利)持参で来場を。今回も東日本大震災の被災者を支援するため、会場に義援金箱を設置する。荒天時は翌日20日(日)に順延。
交通/JR二宮駅北口から秦野駅行きバスで北窪入口バス停下車、徒歩1分。自動車の場合は、県道秦野二宮線を二宮方面から東名秦野中井IC方向へ進み、中井電話局前交差点を左折して100m先。テルモ(株)研究開発センターの臨時駐車場へ。そこから会場の公園まで無料シャトルバスの送迎あり。
問い合わせは中井町環境経済課【電話】0465・81・1115まで。
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3月29日