手話通訳導入を検討 二宮町議会
二宮町議会では現在、テレビ放映運営委員会(池田宏委員長)が中心となり手話通訳導入に向けて検討を開始していることが分かった。手話通訳されるのは一般質問のみで、順調にいけば9月議会の一般質問から導入される予定。
議会の手話通訳については、かねてより中郡聴覚障がい者協会より「議会の内容を聴覚障害者にもリアルタイムで伝えたい。ぜひ手話通訳の導入を」という要望が寄せられていたという。過去に町議会は、議会のテレビ中継導入を検討した時、合わせて手話通訳導入を検討した。しかし、一般的にテレビで行われている手話通訳だと新たに専用のカメラを設置する必要があるなど設備面で予算が掛かりすぎることから導入を断念した経緯がある。
しかし今回、議会のテレビ中継を行なっている湘南ケーブルネットワークとの検討の結果、ピクチャーインピクチャーという手法をとることで、低予算で可能な技術があることから導入に実現性が出た。この手法は、新たに手話通訳者専用のカメラを設置しなくても、現在議場に設置されている3台のカメラのうち1台を使用することで可能となることから予算が抑えられる要因となっている。
金額は明らかになっていないが「当初の金額よりもこちらのほうが安くできる。しかも、今ある設備で可能となるところが大きい」と議会事務局では話す。
議会テレビ中継を行っている大磯町、平塚市ではまだ手話通訳は導入されていない。
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