信州の児童と地引網 二宮へ高山村から交流団
信州は長野県高山村から小学3年生とその保護者ら村民94人が7月7日、二宮町を訪れた。梅沢海岸で二宮町の児童や町民たちと一緒に地引網体験などをして交流を図った。同町地区長連絡協議会が毎年度実施している地域間交流事業で、10回目を数える。
午前11時前、高山村一行は大型バスで梅沢海岸に到着。二宮町の児童と保護者、坂本孝也町長、地区長、町職員らおよそ100人が拍手で出迎えた。開会セレモニーで高山村の黒岩俊秀副村長が「早朝からバスに長時間乗って来ましたが、海を見て元気が出ました。今年もお世話になります」と挨拶。村の特産品であるりんごジュースなどを土産に手渡した。坂本町長は「今日一日、元気に二宮の海を堪能して、土産話を持って帰ってください」と述べた。
その後さっそく、参加者たちは地引網漁を体験した。漁の成果はいま一つだったが、海のない高山村の子どもたちはビニールプールに入った鯛や伊勢海老を見て「本物の魚だ」と大喜び。二宮町の小学生も一緒になって波打ち際での水遊びに興じた。なかには浜に寝転んで全身ずぶ濡れになった子もおり、「(海水は)冷たくないよ」「すごく気持ちがいい」と笑顔を見せていた。昼食には刺身や焼きイカなどが用意され、参加者は潮騒の二宮で夏のひと時を楽しんだ。
8月には二宮町の小学生が2泊3日の日程で高山村を訪問する予定。信州高山まつりや牧場の見学、笠山登山などをして、山村での生活を体験する。
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