2大巨匠の美人画 上村松園(うえむらしょうえん)と鏑木清方(かぶらききよかた)展
平塚市制80周年記念事業として、市美術館が9月2日(日)まで、「上村松園と鏑木清方展」を開催している。会期中は、学校教員や中学生向けのワークショップなども充実させ、イベントをより一層盛り上げる。
上村松園(1875〜1949)は京都に生まれ、女性として初の文化勲章を受章した近代日本画を代表する画家。一方、鏑木清方(1878〜1972)は、戦後に東京から鎌倉に居を移した神奈川ゆかりの画家であり、同じく近代日本画を代表する巨匠の一人だ。
京の女性であった松園が女性のあるべき理想美を描いたのに対し、清方は江戸情緒を回顧し、新たな時代の風俗や季節感を表した。松園と清方、二人の巨匠の画業を一堂にめぐる展覧会は、全国的に見てもまれで、県内では初の試みとなる。
両画家の作品を所蔵する美術館の協力に加え、日本各地30カ所から借用された作品75件110点を展示。
展覧会の開館時間は、午前9時半から午後6時(月曜日は休館)。観覧料一般900円、高大生500円。
問い合わせは同美術館【電話】0463・35・2111。
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