体操競技県選手権 冴える技、個人総合V 河崎真理菜さん(大磯中)
第24回神奈川県ジュニア体操競技選手権大会(主催/県ジュニア体操連盟、後援/県体操協会ほか)が秦野市総合体育館で9月1日と2日に行われ、とらい体操クラブ(小田原市田島)に所属する町立大磯中学校1年の河崎真理菜さんが中学生女子の部で個人総合優勝に輝いた。
得意な跳馬の演技を終えると、チームメートとコーチにハイタッチを交わした。「高さが出て、着地もいい位置に立てた」と振り返る、納得の出来栄え。2位の選手に1・15ポイント差をつける14・200をマークし、中学生女子49人中の首位に立った。段違い平行棒と平均台でも種目別トップ。ゆか運動と合わせた4種目の合計得点54・900を出した。また、とらいAチームで団体優勝も果たした。
2年前の県ジュニア大会では4種目すべてで1位になり、小学生女子の部で個人総合優勝をしている河崎さん。中学生の部でも、1年生にして初の栄冠を収めた。試合後の会場で「優勝できて良かった」と笑顔でコメント。「ただ、平均台での落下と、段違い平行棒で足が床についてしまったことが反省点。次の大会までにミスを直したい」と課題を語った。
この夏は8月から関東中学校体操競技選手権など5つの大会への出場が続いた。全国大会では9位とベスト10入り。(財)日本体操協会の2011年度(2011年11月28日から2012年11月11日まで)U-12指定育成選手に選ばれている。将来は「オリンピックに出てメダルを獲ることが目標」だという。
彼女の指導者で、ロンドン五輪強化委員会のジュニア強化担当を務めた中山孝人とらい体操クラブ代表は「筋力をつければ、さらに技に磨きがかかる」と今後の成長に期待。「年明けにはオーストラリア遠征が控えている。好成績を積んで、2年に1度開催される来年の国際ジュニア大会へ出場させたい」と話していた。
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