来場者「子にも伝えたい」 注目集めた二宮・戦争資料展
戦争の記憶を後世に伝えようと、9月15日から17日まで展示会「戦時中の二宮の記録」が開催された。二宮・ラディアンで開かれた同会には、町内外から多くの人が訪れ、67年前の記録に目を通していた。
今回の催事を企画した戦時下の二宮を記録する会の赤羽興三郎代表は、「調査し、記録に残していかなければ風化してしまう。展示を通して、戦争を知らない世代に伝えていかなければならない」と語る。会場には、寄せ書きされた日章旗や弾痕の写真、機銃掃射を受けた二宮駅長の自宅で被弾した楽譜などを展示。また、沖縄の本土復帰から40年を迎えた今年は、二宮平和を伝える会が沖縄戦の資料を紹介した。
展示会は2005年に初めて開催。以降も、記録する会が戦争体験者からの聞き取りや関連資料の収集、調査を続け、会を開いている。
「戦争を二度としてはならないと改めて感じた。ゆくゆくは子どもにも伝えていきたい」と来場した40代男性は話していた。
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