ベルマーレの芝を名刺に再生 職員有志のNPOが考案
大磯町・平塚市・伊勢原市・秦野市の職員有志を中心に、「NPO法人0463チャレンジセンター」が今年8月に設立。活動の第1弾として、湘南ベルマーレの芝を使った「湘南芝ペーパー」を生み出し、販売を開始した。
本来、ごみになるはずのものを資源として再生しようというユニークな試み。湘南芝ペーパーにはベルマーレの練習場と、ホームグラウンド「Shonan BMWスタジアム平塚」の手入れで刈り取った芝、役所・役場でシュレッダーにかけた紙くずが使用されている。製紙会社で加工され、印刷所に卸された芝ペーパーは、名刺として生まれ変わり販売される。
「資源の再利用によるごみ削減や、新たな湘南ブランドを作ることでの流通・雇用の創出など、湘南地域の活力創出の一助になれば」と上松太一代表理事は話す。今後は新たな製品の創造や、作り出したものをきっかけにした交流の輪を広げるイベントなど、様々な活動を視野に入れているという。
同法人は、前身団体である0463会「つくリングプロジェクト」から始まった。市外局番が0463地域の自治体職員で構成され、東海大学の教授や学生の協力を得て地域の資源を使った”湘南ブランド紙”創出に主軸を置いて活動してきた。
自治体職員が自発的に立ち上げたNPO法人は県内では珍しい。活動資金を出し合い、現在はいせはら市民活動サポートセンターを拠点に活動している。12人のメンバーで構成され、デザイナーやファイナンシャルプランナーなど一般の人も参画しており、今後はさらに拡大していきたい考えだ。
名刺は、今月から秦野ワークセンターと日新堂印刷で販売。商品のサンプルは、いせはら市民活動サポートセンターなどへの設置を予定している。
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