大磯・二宮・中井版 掲載号:2012年11月9日号
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県民謡連合会主催第70回記念年次大会でチャンピオンになった 岡部範希乃(のりきの)(本名 キノイ)さん 中井町在住 65歳

唄に夫婦の息合わせ

 ○…中井町に民謡のチャンピオンがいる。そうと知れば、ぜひとも喉を聴かせてほしい。リクエストに応えてくれた女性は、小柄ながら高低ハリのある声。どこで息継ぎをしているのか分からない。民謡のなかでも難しいといわれる追分の「本荘追分」。隣で尺八を伴奏するのは夫の範宗(直重)さんだ。

 ○…(社)神奈川県民謡連合会が主催した第70回記念年次大会で9月の予選を通過。10月に決勝が行われ、出場者170人の頂点に輝いた。過去の年次大会で4位や3位に入ったことはある。「決勝に進出したけれど、体調を崩して棄権したことも。いま一歩足りなかった」。しかし、今回は「メリハリをつけて丁寧に唄うことを心掛けた」。「名前を呼ばれてびっくり。夢のよう。師匠も喜んでくれました」と受賞時の感激を満面の笑みで再現する。チャンピオンになると次回から審査の対象外になるが、来年はタイトル獲得者として同じ唄で再び舞台に立つ。「1年間さらに磨きをかけたい」と向上心は尽きない。

 ○…新潟県は魚沼に生まれ育つ。3歳違いの兄がよく民謡を唄っているのを「門前の小僧」さながら聴いていたという。結婚後、身内がモヤシ工場を中井町に建てるのを機に同町へ。「来た頃は蛙がゲロゲロ鳴いていて。のどかな土地は性に合っているし、子どもを育てるにもいい所でした」と振り返る。民謡を始めたのは30年ほど前、近所の人から誘われて。夫婦で出向いたところ、今や妻は丹山流総師範補。少々控え目な夫は師範の尺八奏者。自ずと行動は一緒で仲睦まじい。

 ○…数々の受賞歴を物語るトロフィーや盾。範希乃会を主宰し、自宅で民謡を教える。声を掛けられれば、仲間を集めて地域の納涼祭や敬老会などに出演する気さくな先生でもある。それも「元気で楽しく過ごせるのは民謡のおかげ」「若い人たちにも民謡を知ってほしい」という思いが原動力にあるからこそ。
 

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