湘南国際マラソン 2万1千人が海沿い疾走 大磯港では地元の味を堪能
湘南海岸沿いを駆け抜ける「第7回湘南国際マラソン」(同マラソン実行委員会主催)が11月3日に開催され、2万1177人が出場。海からの爽やかな風を受けながら、ランナーたちが疾走した。
車いすの部を皮切りに、ハーフマラソン、フルマラソン、10Kmの部の選手たちが西湘バイパス大磯西ICをスタート。二宮〜江の島間を、色とりどりのコスチュームが彩った。
二宮町在勤の阿山茂樹さん(37)は、「自分が生活する場所を走りたいと思った。普段車で通る道を走るのは新鮮」と語り、フルマラソンを4時間58分22秒で走破した。大磯町在住の小島昇さん(48)は、4時間以内の目標を達成し3時間55分44秒でゴール。「沿道からの応援に元気をもらった」と小島さんが振り返るように、コースには多くの観客が駆けつけ、ランナーに温かい声援を送っていた。
男子フルマラソンの部は、箱根駅伝などで活躍した徳本一善さんが2時間20分25秒で優勝。女子の部は、2時間54分48秒の村松夏子さんが制した。
大会には、地元を中心に3050人がボランティアで参加。「多くの人が訪れる地元の大会を支え、成功させたかった」と大磯中学校2年・鈴木まりんさん。フィニッシュ地点で、完走者に笑顔でメダルを手渡した。今大会は東日本大震災復興支援大会と位置づけられ、参加費の一部が被災者の支援団体に寄付される。10Kmの部に出場した中崎久雄大磯町長は、沿道の声援を力に完走。「気持ちの大切さを改めて感じた。この想いを被災地に届けていきたい」と話していた。
また、大磯港では「乾杯横丁」と題したイベントが初めて開かれ、大磯町内から18軒が出店。走り終えたばかりのランナーらが立ち寄り、湘南の味を堪能した。「地元が一体となり、来年以降もマラソンを盛り上げていきたい」(おおいそ地域振興・重田照夫社長)
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