ざる菊400株が見頃 二宮町の善波さん宅
二宮町川匂の善波保雄さん宅で今年もざる菊が見頃を迎えた。約200坪の裏庭にざるを伏せたようなドーム型の菊およそ400株が整然と並んでいる。花の色が変化していくのが特徴で、11月20日過ぎ頃まで楽しめそう。
「今年の開花は昨年と同じ位。10月末に咲き出した。開花が遅れている株もあるが、時期をずらして見頃が楽しめるでしょう」と善波さん。11月5日現在、7割方の株がクリーム色の小花を咲かせている。
ざる菊は黄色いつぼみを付け、開いた花は1週間程度で黄色から白に変化。花弁が真っ白に揃うと、こんもりと綿雪を被った小山が連なっているように見えて壮観だ。その後は薄いピンクから蘇峰色と呼ばれる赤紫へ。「天候にかかわらず、咲き始めたら休みなし。色の変化を楽しんで」という。
善波さんは11年ほど前、知人に分けてもらったざる菊の株を元に、牛の運動場だった裏庭で栽培を始めた。年々株を増やし、「多くの人に喜んでもらえれば」と開花中は庭を公開している。夏場は3日に1回の割合で、土にたっぷり水を浸み込ませるために2時間半かけて井戸水を撒く。丹精込めた菊は大きいもので直径110〜120cm程度に成長。町内から初めて来たという女性は「噂に聞いていたが、こんなに沢山の菊があるのは素晴らしい。真っ白になったらまた見に来たい」と話していた。
行き方は、大磯方面から国道1号線川勾神社入口信号を右折、跨線橋を過ぎて道なりに進み、左側の路地へ。付近に「ざる菊園」の看板あり。庭に数台駐車可。
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