二宮 世界の音楽に250人が熱狂 マーレーズなど17組が出演
二宮町民会館で18日、音楽イベント「JAH(ジャー)20周年記念ライブ」が開催された。日本だけでなくジャマイカやインドなど世界各国、多彩なジャンルの音楽に来場者は酔いしれ、会場は熱気に包まれた。
イベント企画はラーメン屋店主
イベントは、二宮駅近くのラーメン屋「ジャー」の店主・大竹一仁さんが開業20周年を機に、周囲への感謝とともに「二宮の活性化になれば」と企画したもの。自身も「KAZU(カズ)」として音楽活動をしており、知人などの協力を得て、イベントを実現させた。
当日は、サッポロビールのCMソングを歌ったマーレーズや横浜レゲエ祭にも出演したJr.Dee(ジュニア・ディー)など17組のアーティストが登場。地元からは、mimi(ミミ)や大磯ロッカーズが参加し、来場した約250人を前に歌とパフォーマンスで会場を盛り上げた。訪れた二宮出身の脇倫代さん(30)は、「地元での音楽イベントは珍しい。ずっと続けていってほしい」とライブを満喫していた。
地元の歌手や中学生も登場
15時に開演した同イベントのトップバッターを飾ったのは、二宮西中学校1年の柴田知明くん。実は、ジャーで働く同町在住の上野信子さんが、旧知の柴田くんを大竹さんに推薦し、出演が決定した。4年前から習う津軽三味線を披露し、「練習の成果が発揮できたと思う。これからも鍛錬していきたい」と話していた。
ウクレレを弾きながら、美しい歌声を響き渡らせたのは、ミミ。生まれ育った二宮町での出演に、喜びを噛みしめた。「町民会館は幼い頃から慣れ親しんだ場所。たくさんの地元の人の前で歌うのも初めてだったので、特別だった」と語り、「ふるさとの町おこしに一役買いたい」と今後の活躍を誓った。
茅ケ崎や秦野、横浜からも来場
同町だけでなく、茅ケ崎や秦野、横浜などから多くの人が詰めかけたライブの最後は、大竹さんが力強い歌声で締めくくり、20時に幕を閉じた。
「みなさんの協力のおかげでイベントを成功させることができた。来年以降もライブを続け、二宮の人々に音楽を楽しんでもらいたい」(大竹さん)
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