日本庭園でジャズ鑑賞 二宮出身の安石さん出演
コンサートが開かれた茶室前の庭園
紅葉を迎えた大磯城山公園で25日、ジャズライブが催された。二宮町出身のボーカリスト・安石（あんぜき）よし美さんと仲間がトリオで出演。ジャズのスタンダードナンバー「この素晴らしき世界」「ルート66」「私の青空」をはじめ、自作のオリジナル曲を披露した。リズミカルで心地よい演奏に入園者が耳を傾け、晩秋の午後のひと時を楽しんだ。
旧三井本家別邸跡の同公園ではこれまでに箏や雅楽、三味線など邦楽演奏会を企画したことはあるが、洋楽コンサートは初めてという。大磯町で飲食店・お勝手屋和伊を営み、安石さんの歌を「フォークジャズ」と称する倉科卓郎さんが「こってりした夜のジャズとは異なる温かい雰囲気は、昼間の城山公園に合うのでは」と公園職員に紹介。ライブ開催に手を貸した。
南足柄市から訪れた土屋久美子さんは２ステージとも鑑賞。「公園の自然と音楽がとてもマッチして、心に浸透した」と笑みを浮かべた。
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