「蹴躍」掲げシーズン始動 ベルマーレが新体制発表
3季ぶりのJ1昇格を果たした湘南ベルマーレが1月17日、ホテルサンライフガーデンで「2013新体制発表会見」を開いた。眞壁潔代表取締役や曺貴裁(チョウキジェ)監督らが今シーズンの抱負を語り、新加入の13選手らが紹介された。
今年のスローガンは「蹴躍(しゅうやく)」。「ピッチで躍動し日々躍進し飛躍する蹴団」とし、ロゴの下には曺監督のアイデアで「RISING」と加えられた。曺監督は「昇格してやっとスタートラインに立ったと思っている。湘南スタイルをさらに磨いて、上昇しなければ」と、上を目指し続けていく意味を込めたことを話し、今シーズンの目標には3位以内を掲げた。
また、湘南ベルマーレはJFLに昇格した福島ユナイテッドFCと事業提携することを発表し、同日会見した。クラブ相互の価値向上・発展を目指し、スポンサー紹介、グッズ委託などの営業面やレンタル移籍を含めた選手獲得・育成の強化、交流等を中心に行う。
提携に至ったのは、東日本大震災後にベルマーレが支援物資を送り、福島の子どもたちを湘南地域に招いてサッカー教室を開いたことが縁。ユナイテッドにとっては、トップリーグ所属クラブとのつながりが、福島の子どもたちに夢を与えるきっかけになればという想いがある。株式会社AC福島ユナイテッドの鈴木勇人代表取締役は「地方クラブとしてあるべき姿に一石を投じたかった」と話し、地域への経済効果、ひいては復興支援へつながることを期待している。
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