大磯町は2013年度の予算案を発表した。一般会計が90億6百万円(前年度比3・0%減)、特別会計は87億7千4百万円(同3・1%増)で総額は177億8千万円(同0・1%減)。新規事業として子育て支援や観光、施設の耐震化などに力を入れている。
景気低迷等による個人町民税・法人町民税の減収で2013年度の町税は1200万円の減額。町税は6年連続のマイナスとなる。歳出の面では主に子育て支援、観光、健康づくり、廃棄物対策、危機管理対策の5つを柱としている。
子育て支援として、県下では横須賀市や中井町など5つの自治体で実施されている不育症治療費の助成を開始。夫婦1組あたり10万円を上限に、2013年度に医療機関で受けた不育症治療に要した費用(保険外)を助成する。予算は30万円が計上されている。さらに未熟児養育医療費の助成にも115万7千円を計上。子育て支援を強化する。
観光の分野では、新たに鴫立庵の整備を開始。夜間ライトアップなども含めた電気設備の改修や、防火対策・バリアフリー設備の補修などを予定している。
また、健康づくりの分野では小児対象だった肺炎球菌ワクチンの予防接種を後期高齢者にも拡大して実施。10月から始まる1市2町のごみ処理広域化を見据えたごみの分別見直しや厨芥類資源化施設整備にも着手する。危機管理対策では、本庁舎など公共施設への非常用発電設備設置や耐震化工事などを計画している。
その他にも、町民から要望の多かった町県民税などのコンビニエンスストア収納を4月から開始。関連予算は98万4千円を計上。
なお、2013年度予算案が議案として提出される同町議会の3月定例会は、本日15日(金)から3月15日(金)の期間で行われる。会期中に26議案と諮問4件が審議される。
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