バンカラ姿で大磯横断 明学大応援団が徒歩で京都へ
明治学院大学の応援団に所属する学生4人が、日本橋から京都までの東海道沿いを495Km歩いて鍛錬する「京都徒歩行軍」を敢行している。23日、大磯町に来たのは羽織袴に荷物を吊るした木刀を携え、高下駄を鳴らしながら歩く一団。慣れない高下駄に四苦八苦しながらも、「カランコロン」という小気味よい音を朝の大磯の街に響かせていた。
メンバーは、野田康隆さん(リーダー部部長/経済学部2年)、中野泰佑さん(経済学部2年)、篠澤拓実さん(文学部1年)、阿部正邦さん(社会学部1年)。試練を乗り越え、部の絆を深めることを目的とし、応援団の伝統行事として代々受け継がれてきた。部員の減少などが理由で長らく途絶えていたが、同校150周年という節目を迎えた今年、15年ぶりに復活した。
20日に日本橋を出発し、22日に平塚市内に宿泊した一行はこの日、大磯町の地福寺で同大の校歌を作詞した島崎藤村の墓参りをし、墓前に校歌を捧げた。その後、墓からほど近い藤村邸にも訪れ、同大ゆかりの地を高下駄で踏みしめた後、箱根へと歩みを進めた。
途中、すれ違う人や車の中から「頑張れよ」とエールを送られる場面もあり、「温かい視線を送ってもらい励みになる」と、中野さんは気を引き締めていた。出発から22日後の3月14日に京都の三条大橋到着を目指し、己と戦い、仲間との絆を確かめ合う4人の長い旅路は続く。
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3月29日