平塚市・大磯町・二宮町の1市2町で進めているごみ処理広域化へ向けて、大磯町では10月1日からごみの分別収集区分が変更となる。これを受け同町では3月下旬から5月にかけて、町内24地区ごとに町民に向けた説明会を開催する。
ごみ処理広域化とは、複数の自治体が協力してごみ処理を行うこと。ごみ処理費用の増加やリサイクルの推進、最終処分場の確保など、複雑化するごみ問題を解決するため2003年から1市2町で協議を重ねてきた。
2012年3月26日に発表された「平塚・大磯・二宮ブロックごみ処理広域化実施計画」では、分別収集区分は原則統一するとされ、10月から平塚市で可燃・不燃ごみを処理する大磯町では、分別方法や区分などが変わることになる。
同計画によれば、可燃ごみは平塚市に新設される高効率ごみ発電施設(焼却施設)で処理し、不燃・粗大ごみは同市の破砕処理施設で処理する。缶・ビン・プラスチックなども同市のリサイクルプラザで処理する。分別収集区分は処理施設のある地域にあわせるため、大磯町環境美化センターによると「大磯町内での変更は避けられない」という。しかし「既に馴染んでいるものを変えるのは最小限にしたい」とのことで、収集回数や曜日などの大きな変更は避けたい考えだ。
同町では昨年9月から、容器包装プラスチックごみを資源として分別しており、現在の分別収集区分は13種類。10月からの分別収集区分も13種類だが、分別内容や呼称は変更になる。
スムーズな移行目指し周知徹底を図る
分別収集区分の変更について、町民への周知徹底を図るため同センターでは、町内の自治会館などを会場に24地区でそれぞれ2回の説明会を開催する。
第1回では、概略を説明する。各地域の行事などに重なると参加が難しくなることを考慮して、開催期間は3月下旬から5月と弾力性を持たせる。具体的な分類区分や収集頻度を説明する第2回は、6月から8月にかけて行う。
詳しい開催日程や会場などは決定次第、各地区の回覧板などで告知する。同センターでは「できるだけ多くの方に参加していただける日程で調整したい。要望があれは、同じ地区での複数回の開催も検討したい」と話す。
一方、二宮町では、不燃ごみなどが2015年度から、可燃ごみは2016年度から広域化されるため、大磯町の状況を参考に収集区分の変更へ向けた協議に取り組むという。
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