大磯中学校ソフトテニス部の勝又菜々美さん(2年)と前田美優さん(2年)が、3月27日(水)と28日(木)に三重県で開催される「第24回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会」に神奈川県選抜メンバーとして出場する。
全国からトップレベルの選手が集い、各都道府県の代表として熱戦を繰り広げる同大会は、三重県の伊勢市市営庭球場などを会場に毎年行われている。参加できる選手は、県大会などで上位に入賞し、さらに選考会を勝ち抜いてきた強豪のみだ。
勝又さんと前田さんは、昨年9月に行われた地区予選とブロック予選を突破。勝ち上がった148ペアによる県大会が11月に行われ、ここでも順調にトーナメントを勝ち進んだ。
惜しくも決勝戦で敗れ準優勝となったが、この活躍が評価され都道府県対抗の代表として選考会の声が掛かる。
選考会に出場できるのは、神奈川県内各地からたったの16チーム。そこからさらにふるいがかけられ、最終的に残るのは8人のみ。総当たり戦による選考会は2日間にわたって行われた。「最後の方は足が動かなくなった」(前田さん)という厳しい連戦。しかし「ちょうど調子の良い時期だった」という2人は15戦を全勝で終え、文句なしの選抜メンバー入りを果たした。
ともに神奈川県の代表として戦うのは、強豪として名の知れた学校の選手たち。既に他県の選抜メンバーとの練習を兼ねた試合も行われており、まさに最終調整の真っ最中だ。
屋外コートが多いソフトテニスだが、都道府県対抗大会では屋内の会場が使われることも特徴のひとつ。球の跳ね方が大きく変わるため、2人は大磯町内で室内練習ができる国府小学校の体育館へ毎週通い、感覚を掴むトレーニングに汗を流している。
幼稚園の頃からの友達という2人。小学4年生の時に一緒にテニスを始め、時に励まし合い、時に意見を交わしながら、息の合ったプレーで多くの勝利の喜びを分かち合ってきた。都道府県対抗大会に出場するのは初めて。「1回でも多く勝って、全国レベルの人とたくさん試合をしたい」。見据える目線ははるか先へ。初挑戦は目前に迫る。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|