駅前洋館 名称は「大磯迎賓舘」 5月オープン予定
レストランや多目的カルチャー施設などとしてオープンする予定の大磯駅前洋館(旧木下家別邸及び新館並びに敷地)の名称が「大磯迎賓舘(げいひんかん)」に決定した。
名称は駅前洋館の活用事業者であるインターナショナル青和(東京都渋谷区)が10候補のなかから選考した。大磯駅前を象徴し、国登録有形文化財に指定された洋風建築の佇まいにふさわしいものであることを考慮。「大切なお客様をお迎えする、おもてなしをする館として『大磯迎賓舘』に決定。多くの方々との出会いに期待を込めて命名した」と説明する。
同洋館はイタリアンレストランやウェディング会場、撮影ロケ地、ワークショップや展示会ができる多目的カルチャーセンター、大磯町の歴史やゆかりの人物に関する資料室などとして運営される。オープンは5月中旬を予定。
また、4月と5月に大磯町内全域で個人宅や店舗、事業所などの庭を公開する「おおいそオープンガーデン2013」に同館も参加。大磯迎賓舘開業準備室の担当者は「5月のオープンに先立って建物の前の庭を公開するので、ぜひ足を運んで下さい」と話す。
大磯駅前洋館は貿易商だった木下建平が大正元年に建てた別荘。ツーバイフォー工法としては国内で最も古い時代の建築物とみられている。転売を経た後、2010年6月に大磯町土地開発公社が1億5千万円で取得。建物部分は町へ寄付された。町では洋館の保全・活用方法を検討し、活用事業者を公募。昨夏、都内新宿区にある小笠原伯爵邸でレストランを経営するインターナショナル青和を事業者に選定した。両者は2017年7月まで洋館の賃貸借契約を結んでいる。
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