大磯・二宮・中井版 掲載号:2013年3月29日号
  • googleplus
  • LINE

ギャラリーさざれ石で個展「大磯の光と風」を開催する 住谷 重光さん 大磯町東小磯在住 62歳

感性で描く光と風

 ○…「目の前にある物をただ描くのではなく、差し込む光や流れる空気を感じ取って絵にする。それが私の描き方」と分析する作品たちは、淡い色合いながらも確かな存在感を放つ。モチーフは主に風景や樹木などの自然。現場に必ず足を運び、肌と心で感じたイメージをあるがままに表現する。今回の個展テーマは「大磯の光と風」。「大磯町に住む人たちが、身のまわりにある美しさを再発見してもらえる場になれば嬉しい」と柔和に言葉を紡ぐ。

 ○…神戸で生まれ、2歳頃には絵で遊ぶように。「一日に2枚は描いていた」という小学生の頃はお小遣いを全て画用紙や絵の具に費やした。高校の頃に坂本繁二郎の絵に出合い、自然や物の存在感を感性で描く画風に惹かれ絵の道を志す。しかし通っていた高校は進学校。「絵で食べていける人はほんの一握り。美術部は部員も多く盛んだったとはいえ、担任からは止められましたよ」と苦笑する。

 ○…夢を追って上京し、東京芸術大学に入学。同じく絵を志す同志と腕を磨き多くのものを吸収したが、心にある感動の原点は変わらなかった。「描き手である自分の存在を極力消して、自然の美しさを出す。おぼろげだった自分の描き方がはっきりとしてきたのは、50歳になってからかな」と目を細める。

 ○…多くのギャラリーを抱える画壇の最先端である銀座でも毎年個展を開く。「個性的でも感性が鋭いわけでもない凡人」と自身を評するが、心安らぐ画風にファンは多く、病院やホテルのロビーにも多数の作品が飾られている。現在は大磯町高麗にあるアトリエで創作に励む。「一軒家を思いのままに改装させてくれた。快く受けてくれた大家さんには感謝しています」と満面の笑み。「多くの人に支えられて、やりたいことを実現できている。本当にありがたいこと」。波間に揺れる光と香る潮風…。湘南の自然に包まれて、今日も絵筆はたおやかに踊る。
 

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6件

粟村 俊也さん

青年海外協力隊員としてネパールで森林保全事業に携わる

粟村 俊也さん

3月30日号

佐藤 結香さん

新進のフルート奏者として活動する

佐藤 結香さん

3月23日号

岩崎 久人(ひさと)さん

能・狂言の面(おもて)を40年以上打ち続け、大磯町で個展を開く

岩崎 久人(ひさと)さん

3月16日号

加藤 喜規さん

OISO学び塾で後藤濶について講演した

加藤 喜規さん

3月9日号

三好 祐太さん

二宮町商工会青年部主催のイベント、みかんモザイクアート制作の実行委員長を務めた

三好 祐太さん

3月2日号

枝崎 恵治さん

確定申告期を迎える平塚税務署長

枝崎 恵治さん

2月23日号

(公社)神奈川県薬剤師会

ご活用下さい!あなたのかかりつけ薬局・薬剤師

https://www.kpa.or.jp/

<PR>

大磯・二宮・中井版の関連リンク

あっとほーむデスク

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年3月30日号

お問い合わせ

外部リンク