山車の競演と神輿渡御 29日に五所八幡宮例大祭
新緑に包まれた中井町で、五所八幡宮の例大祭が4月29日(月)に行われる。「神奈川のまつり50選」のひとつでもある伝統行事。
式典は境内で午前10時開始。午後1時から紅白の神輿2基に御霊を遷す神事「御霊遷し」を行った後、神輿は急な石段を下りて町内巡行へ。半分形・田中・藤沢・宮本地区から勢揃いした4台の山車が、五所宮囃子を奏でながら神輿を迎える。江戸期に造られたという各地区の山車は、重厚な透かし彫りや漆塗りなどを施した華やかなもの。熱狂的な山車の競演と勇壮な神輿渡御がみどころだ。
夕刻、中村川そばの御旅所に山車が移動し、神輿も到着すると、神幸祭の始まり。五穀豊穣や無病息災を祈る「鷺の舞」が船形の舞台で奉納される(午後5時頃から)。太鼓と笛の優雅な調子に合わせて、鷺と龍と獅子の張り子を被った踊り手が古式ゆかしい舞を披露する。
すっかり暗くなった午後7時30分頃、神輿の川入れで祭りはいよいよクライマックスを迎える。午後8時頃、山車がそれぞれの地区へ帰っていく曳き分かれと、神輿の宮入りで祭りは幕を閉じる。
交通はJR二宮駅から比奈窪または高尾行きバス。五所ノ宮バス停下車すぐ。
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3月29日