3月に行われた2013イタリア女子体操競技国際競技会で団体戦2位に入賞した 河崎 真理菜さん 大磯中学校2年 13歳
夢の舞台は「五輪」
○…国内外あわせて一年間におよそ10大会に出場。3月にはカナダの大会で団体戦3位、イタリアの大会でも団体戦2位に入賞した。ほぼ毎月に近いペースで大会があるため、緊張と開放感を繰り返す日々。集中力の維持に苦心しているのかと思いきや「大変だけどもう慣れました」と快活に答える。力強く即答できるのは、積み重ねてきた練習量があるからだろう。放課後はまっすぐ小田原市にある「とらい体操クラブ」へ。所属するクラブでの練習は週に6日。年末年始も「大みそかから1月2日までお休みで3日から練習」と体操漬けの毎日だ。
○…「体を動かすのが大好き。家でも元気すぎて、3歳くらいの頃に連れていかれたのが体操クラブ」と出会いを振り返る。初体験でも前転などを器用にこなし「楽しい」と素直な気持ちでのめり込んだ。以来、小学生の頃から大会で入賞経験を積んだ。クラブでは五輪強化対策選手や国際ジュニア代表選手などを多数育てており、自身の夢も「オリンピック」とキッパリ。
○…競技種目は跳馬・段違い平行棒・平均台・床運動の4種。得意は「跳馬」だ。「一番自分に合っている。上手くできるし点数も高い」と自信を覗かせる。逆に苦手なのは平行棒。「ミスをなくさないと…」と苦笑い。今は身長が伸びる成長期。体が大きくなるほど、良い演技のために筋力が必要となり、体調のコントロールに加えトレーニングも欠かせない。コーチから指摘される「ひざを上手く使う」ことが目下の課題だ。
○…好きな授業はやっぱり体育。だが「球技はどれも苦手」と意外な一面も。放課後はクラブに行ってしまうため、授業の合間やお昼の時間は貴重な友達とのおしゃべりタイム。「最後に友達の家に行って遊んだのは小学校6年の時かな」。寂しさよりも、今は大きな目標を追って前進あるのみ。体操と出会った時の「楽しさ」を原動力に、大人顔負けの多忙な日々は続く。
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