ブレイクダンス世界三大大会の一つ「Battle of the Year」の日本予選が5月4日、大阪のCAT HALLで開催され、大磯中学校3年の桑原海夕(みゆう)さんがB-GIRL2VS2BATTLEの部門で優勝。10月に日本代表としてドイツの本戦に初出場する。
桑原さんは、小泉佳波さん(藤沢市・高校1年)とチーム「Kanamyw(カナミュウ)」を結成。日本の女性ダンサーでは2人にしかできないといわれる「エアワープ」など難易度の高い技を武器に、これまでにも多くの大会で優勝や入賞を重ね、昨年夏は全国大会「DANCE ATTACK」でも3位に入賞した。
倒立した状態での激しい回転などアクロバティックな動きのブレイクダンスは、日本の女性ダンサーのレベルが特に高く、同部門には世界レベルの大会を2連覇した強豪チームも出場し、厳しい戦いが予想された。
DJが流す音に合わせて対戦相手が交互に技を出し合い、ジャッジが勝敗を判定するダンスバトル形式のトーナメントでは、相手にあわせて使う技の難易度を細かく変えながら戦い、決勝は世界でも活躍する京都の「Body Carnival」と対戦。連戦で「足がガクガクした」と疲労も蓄積していたが、「絶対に勝つ」と集中力を切らさず、ここまで温存していた大技のエアワープを決め、一気に会場を沸かせた。「結果が出る前からもう泣きそうだった」という全力を出し切ったダンスに、ジャッジの判定は2対1。接戦で栄光を掴んだ。
7年前「目指せ日本一」を合言葉にチームを組んだ2人。念願を叶え、次に掲げる目標はもちろん「目指せ世界一」。ドイツのブラウンシュヴァイクで10月に行われる本戦に向け、新技の獲得やダンスの演技力強化など、戦いはもう始まっている。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|