大磯プリンスホテルテニススクールのコーチ竹内健人さん(21歳・小田原市)が小田原市で行われた第62回神奈川県テニス選手権大会シングルスで優勝。同コーチの川口泰明さん(25歳・伊勢原市)が平塚市で行われた第48回中村杯男子一般シングルスで優勝した。
竹内さんが挑戦した県テニス選手権は、市町村の大会優勝者、協会から推薦がある人、全日本ランキング100位以内の人が参加できるハイレベルな大会で、4月22日から27日にかけて行われた。竹内さんは小田原市の大会で優勝し、同大会へは今回が初挑戦。
準々決勝では、全日本ランキング48位の格上の選手と対戦。序盤は有利に試合を進めるが、ショットスピードの速い相手が中盤から徐々に巻き返す。追いつかれながらも気持ちを切り替え、自分に分があるフットワークをいかして相手の球を打ち返す。タイブレイクまでもつれ込んだ熱戦は、竹内さんの粘り勝ち。
今回の優勝で9月に安比高原で行われる東日本選手権への切符を手にした。「東日本で優勝すれば次は全日本選手権。自分にとっては全日本ランキングを上げ、実力を試すチャンス。一戦一戦丁寧に、全日本に出場したい」と前を見据える。
湘南地域から200人以上の選手が参加する中村杯は、川口さんにとって3度目の挑戦。1月に予選が始まり、決勝は4月20日という長丁場の大会で、優勝への道のりは長く険しい。
順調に勝ち進んで迎えた3回戦。会場の桃浜コートは海風が吹きつけ「コートの外に向かって打った球がコート内に戻ってくる」ほどのタフコンディションで、対戦相手は第一シードの強敵。「全身が痙攣するほど疲れた」という激戦に勝利した15分後、大会スケジュールの都合で同じ日にもう1戦することに。限界の体に鞭打って勝利を掴んだこの日の経験で自信を深めると、決勝まで一気に駆け上がり、念願の優勝トロフィーを手にした。
過去の最高成績はベスト8だった川口さん。今年4月から専門学校へ入学し「これからは練習日が少なくなるなど、自分の環境が変わる節目の年。ここで優勝できたのは本当に嬉しい」と話す。
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