向学心も健在 二宮で「おばあちゃん大学」
社会奉仕団体の二宮ライオンズクラブ(井上良光会長)は5月18日、二宮町内の高齢者を生涯学習センターラディアンに招き、「おばあちゃん大学」を開いた。同クラブが発足時から実施している事業で、今年で45回目を数える。井上会長は「入学おめでとう。元気で長生きが一番。今日はこの大学で楽しく過ごして」と挨拶した。
医療や介護予防など、その分野の専門家が高齢者の生活に役立つ講義をする同大学。今年は高齢者の交通事故防止をテーマに講義が行われた。大磯警察署交通課長が教壇に立ち、「お年寄りの交通事故は国道・県道・市町道を問わず増加している」と説明。「歩行者は、車が止まってくれると思い込まないこと。車を運転する時は臆病なくらい慎重に注意深くなることが大切」と話した。
また、県警本部交通安全教育隊と同隊のマスコット「腰永さゆり」が、交通事故防止を目的に開発されたトラビック体操(トラフィック・セーフティとエアロビックを組み合わせた造語)を紹介。「姿勢がいいと視野が広がり、危険に気づきやすい。健康増進や転倒予防にも役立つ体操なので挑戦して」と呼びかけた。交通安全の心得を童謡の替え歌にした曲に合わせ、受講生が腕や肩を動かした。
講義の前後には西湘フィルハーモニー管弦楽団の解説付き演奏と、坂本孝也町長が一員になっているバンド・ブルーハワイアンズとフラダンスの子どもたちとの共演もあり、参加者たちが盛大な拍手を送った。
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