大磯・二宮・中井版 掲載号:2013年5月31日号
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3月から大磯町内で農業をはじめた 渡邉 幹さん 国府新宿在住 26歳

大地の恵みに魅せられて

 ○…「田植え前の5月中旬から、夏野菜の植え付けラッシュ。それが収穫できる頃には今度は秋野菜」と、初夏から真夏が一年でも忙しさのピーク。「丸一日休める日はほとんどない」という仕事だが、「いろいろな野菜にチャレンジしたい。将来的には、一週間分の採れたて野菜の詰め合わせ箱を直接お客様に届けるサービスも始めたい」と、自分自身で選んだ道を力強く歩む若者の瞳は、未来を見据えて輝きを増す。

 ○…幼い頃から大磯で育ったが、実家は「父は普通のサラリーマンで、母は専業主婦」だった。農家を強く望んでいたわけではないが、環境問題なども学べる東京農大への進学がきっかけで、座学や現地研修を重ねるうちに農業の奥深さに惹かれていった。大学卒業後は群馬の農家で住み込み修行。「鍬の使い方から教えてもらった」という1年間で高原野菜のイロハを学び、新規就農を目指して故郷に舞い戻る。

 ○…代々の農家ではなかったため、耕作用の土地を借りるのは一朝一夕といかなかった。そこで、海老名にある農業アカデミーに通い、県の認定就農者資格を取得。現在は約3000平方メートルを使い、卒業論文でも研究した無農薬栽培にこだわり、およそ80種の野菜を手がける。後継者不足による耕作放棄地の拡大など、全国的に農業従事者の減少が続く。大磯も例にもれず、最近の新規就農者は珍しいという。「何代も農家を続けている方々にもいろいろ教えてもらっています。先は長いから、徐々に仕事を広げていけたら」と、堅実な一面ものぞかせる。

 ○…丹精込めて育てた野菜たちは、大磯や平塚の八百屋などに直接納入している。ほかにも、大磯港の即売会などにも積極的に参加する。「やっぱり手塩にかけて育てた野菜がお客様に『美味しい』って言ってもらえるのが、自分にとって最大のモチベーションですよ」。満面の笑みから、充実した日々が伝わってくる。
 

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