悩みや不調を抱えて自殺に傾く人のサインに気付き、耳を傾けたり専門相談機関につないだりする「ゲートキーパー」の養成研修会が7月3日と4日、大磯町職員を対象に行われた。
同町役場の職員研修の一環として初めて行われたもので、神奈川県の精神保健福祉センター自殺対策担当が同町保健センターで講演。社会問題となっている自殺について、県内の現状や、一人ひとりがゲートキーパーとしてどのようなことができるかなどを話した。
2012年、全国の自殺者は15年ぶりに3万人を下回った。しかし県内では依然として毎年1500人から1800人が自殺しており、これは交通事故の6・3倍の人数だという。
講演では「自殺を考えている人は何かしらのサインを発している。いつもと様子が違ったり毎日同じ服が続いたりしていたら、声をかけ、耳を傾けて」「ご近所、職場、家族、身の回りの皆さんがゲートキーパーになって自殺防止を」など具体的に事例や対策を紹介。講演の後はグループワークなども行われた。
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