大磯・二宮・中井版 掲載号:2013年7月26日号
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満100歳を迎えて老人会の仲間と活動する 柳川 栄三さん 二宮町二宮在住 100歳

強くしなやかに百寿

 ○…1世紀を生きてきた。二宮町の老人会・妙見ゆめクラブが開いた誕生会では、白い頭巾とちゃんちゃんこ姿で「周りの人たちが支えてくれた賜物」と挨拶。「皆さんも100歳、110歳、120歳まで長生きして」と仲間を激励した。90歳過ぎまでゲートボールを嗜み、クラブの懇談会では乾杯の発声を任されている。5人の曾孫らが集まり、家族も盛大に誕生日を祝ってくれたそうだ。

 ○…1913年(大正2年)7月19日、旧吾妻村で代々続く農家に4男4女の長男として生まれる。家の前に流れる葛川。粉を挽く水車が回り、のどかな田園風景が広がっていた。弟妹の面倒を見ながら畑仕事を手伝い、ドジョウやフナを獲って遊んだ。所帯を持ち、1男をもうけたところで召集。病身の妻を見舞いに時折二宮へ帰り、1943年から終戦まで海軍横須賀海兵団に所属した。小型艦艇の駆潜艇に乗り込み、航行中に「何度も死にそうになった」。腹に被弾し、背中を貫通したことも。ある時、手を負傷して下船。代わりの兵隊が乗ったその船が攻撃され、帰らぬ人となったことを悔やんでいるという。

 ○…戦後は農業一筋に働く。5年ほど前、くも膜下出血で倒れたが、驚異的に回復。自らを強運の持ち主と評する。「戦争中に鼓膜を傷めて耳は遠いけれど、目はいい」と澄んだ瞳で話す。取材の途中で息子の清春さんが現れると「お前も食べるかい」というように黙って料理の皿を差し出す親心をのぞかせる。「箱根駅伝で走った時、親戚中で応援に行った。本人の努力の積み重ね」と傍らに寄り添う自慢の息子を称えた。

 ○…朝5時頃起床。夜は8時就寝。暑い盛りの今、農作業は控え目だ。テレビで相撲を観るのが楽しみ。酒と煙草は飲まず、食事の好き嫌いはなし。誕生会でくじ引きをしている間も取り分けてもらった鯛の刺身をパクパク口に運ぶ。「私より食べる」と清春さんも健啖ぶりに舌を巻く。
 

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