香り清く蓮池の里 中井町などで見頃
中井町松本にある「中井蓮池の里」で今年も蓮の花が見頃を迎えた。水田と竹林に囲まれたのどかな風景の中で、白い大輪や濃淡のピンクの花が訪れる人々の目を楽しませている。大磯町の東の池と二宮町のせせらぎ公園も蓮の見どころとして人気だ。
蓮池の里は大小7つの池に千株を超える蓮が咲き誇る。中井蓮池の里の会代表の小嶋辰雄さんが自宅前の休耕田を借りて13年ほど前に株を植え、近所の人たちも協力して整備してきた。
「今年は例年に比べて半月くらい開花が遅れたが、8月のお盆あたりまで見ることができそう。皆さんに見て喜んでもらうのが私の肥やしになっている」と小嶋さん。早朝5時頃から撮影に来る写真愛好者もいて、「蓮だけを写すのではなく、花にトンボが止まる瞬間を狙って何時間でも粘っている」と感心する。
2歳の息子結仁(ゆいと)くんと訪れた同町の澁谷彩さんは「春に株分けしてもらった自宅の蓮に花芽が一つついた。こちらはたくさん咲いてとてもきれい」と話した。
※行き方/二宮方面から県道秦野二宮線「電話局前」信号を左折。トンネルをくぐり、「才戸」信号を左。もう一つのトンネルを抜けて中井町役場の方へ。バス乗降場そばの中村川を左に見ながら約150m先に進むと「蓮池の里」の看板あり。
大磯町生沢の東の池では6月下旬から蓮が開花。今年は中央の厳島神社を取り囲むように池全体に蓮が生い茂り、ピンクの大輪があちらこちらで顔を出している。
※行き方/国道1号線「国府新宿」交差点から県道相模原大磯線を北方向へ。生沢バス停すぐそば。
二宮町のせせらぎ公園にも蓮池があり、こちらは今週末頃までが見頃という。
※行き方/県道秦野二宮線「新西谷戸」信号から約100m秦野寄りに公園入口の看板。駐車場なし。
蓮は早朝に開き、昼頃にはしぼんでしまうので、見学するなら午前中の早いうちがおすすめ。
|
|
|
|
|
|