二宮町 防潮扉設置を要請へ 高波事故を受け対策
猛烈な勢力を持った台風26号の影響によって小学生2人が高波にさらわれた事故を受け、二宮町は、海岸に通じる西湘バイパス高架下のトンネルに防潮扉を設置するよう関係各所に働きかけることを決めた。
事故発生から1週間たったバイパス下のトンネル。住宅地側の出入り口には多量の砂が溜まっていた。台風による高波がトンネルからあふれるように押し寄せたことを物語る。地元の梅沢町内会によって、立ち入り禁止のロープと札が掛けられていた。
高架下のトンネルは町内に8カ所あり、今回のような事故が二度と起きないよう、町は対策を検討。西湘バイパスを管轄し、トンネルの所有者である国土交通省とNEXCO中日本、海岸管理者の県に対して波の進入を防ぐ扉の設置を要請する方針を決定した。
現在、草刈りや清掃など日常のトンネル管理は町が行っている。防潮扉を設置した場合、扉の管理や運用をどこが担当するかなどについても「関係先とこれから協議を進めていきたい」(町企画政策課)と話す。
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3月29日