活動111回目を迎えるさざなみダンス愛好会会長を務める 野谷 浩司さん 二宮町山西在住 74歳
和を以って築く仲間の輪
○…二宮町の駅前町民会館で毎月第3土曜日に開催しているさざなみダンス愛好会の活動が、11月16日で111回目に達する。社交ダンス愛好家の交流と技術向上を図ろうと、2004年2月にスタート。以来、二宮を中心に大磯や平塚、小田原、藤沢などからも延べ467人が参加した。「口コミで仲間がどんどん増えていって。これからも身体が続く限り、スタッフ一同頑張っていきたい」と話す。
○…こゆるぎダンスとざざなみダンスの2サークル、二宮町社交ダンス連盟の会長も務める。社交ダンスにどっぷり浸かるきっかけは、とある指導者夫妻の粘り強い誘い。55歳で早期退職し、念願だった商売を地元で始めたところ、店で声をかけられた。2度断ったが、3度目に来たのが運のつき。「何度も断るのは申し訳ない。運動のつもりで」と、サークルに加わってみると社交ダンスの面白さに「はまった」。「やるなら徹底的に」という生来の真面目さで練習に励み、ステップを磨いた。小田原の西湘ダンススポーツクラブに所属。膝を痛めて手術するまで競技選手としても活動した。
○…二宮町出身。「スポーツが好き」で中学時代は陸上。高校でテニスに親しんだ。社会人になって到来したボウリングブームにも乗った。「当時は横浜と箱根にしかボウリング場がなくて」と振り返る。17回の転勤で人脈を築いた人付き合いのよさや、技術職から営業畑までオールラウンドに歩いた経験は、地域での様々な活動に活かされている。
○…「勤めていた時より忙しいかも」と笑う。ダンス以外では町文化団体連盟会長、社会教育委員、越地老人クラブ副会長などの肩書も。「一人では出来ない。協力してくれる仲間がいるおかげ」と、柔和な人柄で資料作りなどもまめにこなす。「健康が一番。(夫人も)食事に気を遣ってくれる」と感謝。それぞれが趣味と仲間を持ち、「互いに干渉し過ぎない」のが夫婦円満の秘訣だとか。
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3月29日