大磯中学校で11月16日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが同校と国府中学校の吹奏楽部生徒に演奏指導を行った。普段の部活では体験できないプロの指導を受け、練習後は同楽団副指揮者の永峰大輔氏がタクトを握り、生徒全員での合奏も行われた。
指導を受けたのは、大磯中学校と国府中学校の吹奏楽部に所属する1・2年生44人。同楽団からは、フルート、クラリネット、コントラバス、パーカッションのメンバーが参加し、パートごとに分かれて生徒を指導した。
練習では楽器の持ち方から音質についてまで、一人ひとりにきめ細やかな指導が行われ、「上手く音が出せていないと、自分では一生懸命でも遠くまで聞こえない」などプロならではのアドバイスもあった。参加した生徒のひとりは「とても緊張したけれど、面白かった。基礎的なことをしっかり教えてもらえた」と目を輝かせていた。
パートごとの練習の後は、プロの指揮者による両校吹奏楽部による合奏が行われた。演奏前のチューニングで永峰氏が「音の出始めが少し弱いね」など、全体の微調整を行った後、息の合った迫力ある演奏で練習成果を披露した。
最後は、同楽団の金管五重奏のミニコンサートが行われ、「ムーンライト・セレナーデ」や「聖者の行進」などを披露した。
大磯中学校吹奏楽部顧問の茂野学教諭は「生徒たちもこの日を楽しみにしていました。プロからの指導はとても良い経験になります」と話した。
同楽団は、地域に密着した音楽文化の創造を基本理念に県内各地で演奏や指導を行っており、大磯町で中学生への指導を行うのは今回が初めてだという。
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