二宮の町民団体 「しお風」に大臣表彰 青少年育成支援で功績
地域の魅力を再発見するマップ作成や地元特産品のみかんをテーマにした体験学習など、青少年との活動が認められ、二宮の町民団体まちづくり工房「しお風」(神保智子代表)が、子ども若者育成・子育て支援功労者表彰の内閣府特命担当大臣表彰を受けた。
同表彰は、子どもと若者を育成支援する活動および、子育てと育児を担う家庭を支援する活動に顕著な功績があった企業・団体・個人を称えるもので、内閣府が顕彰する。2013年度は全国で内閣総理大臣表彰を5団体が受賞。内閣府特命担当大臣表彰の子ども・若者育成支援部門に3人・12団体、子育て・家族支援部門で1人・6企業・9団体が表彰された。
11月20日に総理大臣官邸で表彰式が行われ、しお風代表の神保さんが森まさこ内閣府特命担当大臣からの賞状を受け取った。
しお風は、地域の大人だけでなく、青少年たちも交えたまちづくり活動を展開。これまでに二宮の魅力を探るまち歩き探検とその魅力を伝えるガイドマップ作り、夏休みの小学生らを対象に湘南みかんの青摘み体験を元にした新聞制作などを実施している。
またこのほど、まち歩きを楽しんでもらうための「walkwalk(ワクワク)マップ〜vol.5湘南みかん風のまち散歩〜」を作成した。東大二宮果樹園跡地の魅力や特産品の湘南みかんとの関わりなどについて紹介。町内15カ所の掲示板と店舗などで11月23日から開催している写真展と連動させ、マップを配布中だ。これらの取り組みには、東海大学建築科杉本研究室の大学院生と大学生が全面的に協力した。
神奈川新聞社による地域社会事業賞の受賞も決定した神保さんは「今回のダブル受賞をバネに、さまざまなグループと連携して二宮町で青少年のワクワク体験のプログラムをさらに充実させていきたい」という。
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