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「ねむの木の子どもたちとまり子美術展」の実行委員会代表幹事として協賛を呼びかける 松岡 紀雄さん 二宮町二宮在住 73歳

公開:2013年12月13日

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理念と提言の実践者

 ○…来年3月20日から30日まで横浜市で「ねむの木の子どもたちとまり子美術展」を開催するために、実行委員会を結成した。女優でねむの木学園創設者・宮城まり子さんの、障害をもつ子どもたちの才能を開花させる教育に共感したことが動機。会場はそごう美術館が無償で提供してくれるが、約1千万円の経費がかかる。大企業に多額のスポンサーを依頼するのではなく、市民による資金運動で実現しようと奮闘。「有名無名を問わず、個人や企業、団体、家族、友人など志のある人たちに協力をお願いしたい」と訴える。

 ○…協賛金は1件1万円。12月6日時点で目標の4分の3にあたる約750件が集まった。幅広い人脈と30年近いパソコン歴、フェイスブックも使って協力を呼びかける。「だめな子なんてひとりもいない」。美術展では宮城さんのメッセージを特に教育関係者に伝えたいそうだ。

 ○…松山市出身。京都大学法学部を卒業後、松下電器産業(現パナソニック)へ入社。工場実習でのコイル巻きから始め、販売店に立った。25歳の時、PHP研究所へ出向。経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏と出会い、薫陶を受ける。米国研究所初代代表、国際版PHP編集長を務め、宮城さんの英文伝記を出版。財団法人経済広報センターを経て神奈川大学経営学部創設に携わった。同大名誉教授。かながわ協働推進協議会座長など数多くの市民団体やボランティアでも活躍する。

 ○…「難題の突破口を開くのは変な人」と説く。国や役所、政治家に何でもお任せするのは止めにしよう。一人ひとりが自らの寿命を越えて日本と世界の行く末を真剣に考え、提言し、行動する時だという。米国で様々な支援活動が市民の寄付によって成立するのを学んだことも理念の基になっている。美術展開催は「日本でそうした成功事例を作るチャンスを与えられた」。穏やかに熱く、理論だけに留まらない実践者である。
 

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