大しめ縄を新調 六所神社で5年ぶりに
大磯町国府本郷の六所神社で12月7日、拝殿の大しめ縄が掛け替えられた。同神社では5年に一度大しめ縄を新調しており、出雲大社のしめ縄も手掛ける職人たちが島根県から同神社を訪れ、手作業で掛け替えが行われた。
大しめ縄の長さは約4mで、重さは約250kg。職人4人が10日ほどかけて編み込むという。
しめ縄は出雲大社勧農講社頓原支部飯南町しめ縄クラブの職人3人が、島根県の出雲地方から直接自分たちで搬送。青々とした真新しい大しめ縄を手作業で持ち上げ、慣れた手つきで縄を通し拝殿に掛けた。
同クラブでは、出雲大社と各地の分詞・分院のしめ縄を手がけ、全国を巡る。星野敏幸理事長は「今日は天候にも恵まれて本当に良かった。年月を経ると、縄の色が良い色に変わってくるんですよ」と満足気に目を細める。
かつて出雲地方から移住した人々によって建てられたと伝えられている同神社は、出雲の国で生まれた櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を御祭神としており、その縁で拝殿に出雲の大しめ縄を掛けているという。役目を終えた大しめ縄は作られた出雲の地に持ち帰り、お焚き上げをした後で埋められ、出雲の土地に帰る。同神社では「稲の大しめ縄は、日本の稲作を象徴する素晴らしいもの。綺麗に掛け替えてもらえてよかった」と話した。
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