インフルエンザに警戒を 各町で学級閉鎖も
今年も県内でインフルエンザが流行している。毎年1月から2月にかけて流行のピークを迎え、大磯・二宮・中井町の小中学校でも1月下旬から学級閉鎖が発生。各町では手洗いやうがいなど、対策を呼びかけている。
大磯町では、町立大磯小学校2年5組がインフルエンザにより7人が欠席し、1月22日から24日まで3日間の学級閉鎖があった。他にも、町立たかとり幼稚園の年中たんぽぽ組で23日から26日まで、町立大磯幼稚園の年長ふじ組で24日から28日まで学級閉鎖となった。
大磯町学校教育課によると、2月4日現在で新たな学級閉鎖は発生しておらず、町内のインフルエンザ発生件数は「落ち着いてきている」と話すが「引き続きうがいや手洗いを」と注意を呼びかける。
二宮町では、1月21日から25日に町立山西小学校1年1クラスで学級閉鎖があり、その後も町立二宮小学校の2年2クラス、4年1クラス、5年1クラスで学級閉鎖、3年は21日から23日にかけて学年閉鎖もあった。町立一色小学校でも6年1クラスが学級閉鎖した。
中井町では1月28日から31日にかけて、今シーズン初の学級閉鎖が町立中村小学校3年1組であった。インフルエンザで10人が欠席した。また、町立中井中学校では30日から31日に2年が学年閉鎖した。中井町教育課では「昨年からインフルエンザの報告があったが、1月後半に急増した」と話す。
県内に警報も
インフルエンザの発生動向は県指定345カ所の医療機関から毎週報告される患者数をもとに算出され、1医療機関あたりの患者数が1を超えると「流行開始」、10を超えると「注意報」、30を超えると警報が出される。
平塚医師会のホームページでは大磯・二宮町を管轄する平塚保健福祉事務所分の報告数を発表しており、1月13日から19日の段階では7・36だったが、20日から26日は25・64、27日から2月2日は45・82と急増しており、警報レベルに達している。県全体でも31・52で、1月30日にインフルエンザの流行発生警報が出された。
インフルエンザの対策としては、外出時のこまめな手洗いやマスクの着用といった感染症予防のほか、突然の発熱や頭痛、筋肉痛、間接痛などインフルエンザの兆候があった際は、早めに医療機関での受診をすることが重要だ。
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