二宮町 駅前のクスノキ植え替え 幹の空洞化が進行
二宮駅南口のクスノキが植え替えとなる。昨年6月に行われた木の健康状態確認で幹内部の空洞化が確認されたためで、担当の二宮町都市整備課道路班によると、現在の木は2月末に伐採され、3月末までに新しいクスノキに植え替えられるという。
空洞化は、横浜のNPO法人自然への奉仕者・樹木医協力会の音波検査で明らかになった。
通常、道路の街路樹は内部が50%ほど空洞化すると伐採の対象となるが、二宮駅前のクスノキは地上20cm部分で約80%が空洞化していたという。空洞化の原因は木の寿命から来る老衰とみられ、町では「駅ロータリーという立地もあり、安全を最優先して伐採を決めた」としている。
昨年は少しでも木の倒壊を防ぐため、枝や葉の剪定を実施。17mほどの高さを14mほどにして風などの影響を減らしている。
駅前のクスノキは、町史によると日露戦争の戦勝記念で植えられたものと言われている。同班は「樹齢は100年を超えているのでは」と話す。
新しいクスノキは、高さ8m、幹回り89cmのものが予定されている。
|
|
|
|
|
|