被災語りべが減災訴え RC主催の講演会で
湘南エリアの7つのロータリークラブ(RC、平塚・大磯・平塚北・二宮・平塚西・平塚南・平塚湘南)が主催するインターシティ・ミーティング(IM)が2月1日、大磯プリンスホテルで行われた。
1つのテーマ設定のもと、地域における奉仕活動や国際的奉仕活動の実践を報告し合う場として毎年開かれているこの催し。今回は防災・減災をキーワードに専門家らを招き、一般市町民参加による講演会が企画された。
講師を務めた大磯町参与(防災対策担当)の杉山考さんは、明治三陸地震や日本海中部地震など過去に発生した大地震の状況を伝えながら、「地震の揺れが長い時は必ず津波がやってくる」と説明。「大人が逃げないと子供も逃げなくなる。後ろを振り向かず、勇気を奮って逃げることが鉄則」と、自らの命を守るための心構えについて訴えた。
東日本大震災で被災した福島県いわき市の鈴木利明さんは、経営する民宿の屋上から撮影した写真をスクリーンに映し出しながら津波の脅威について述懐。「津波は一瞬の速さ・強さだった。特に引き波の方が恐ろしい。普段から逃げる場所を見つけておくことが大切」と話した。
当日は、いわき鹿島RCの曾我泉美会長も語りべとして出席。会場では復興支援を目的とした募金も集められ、桐本美智子ガバナー補佐(平塚RC)から曾我会長へ手渡された。
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