梅園に雅な音色 蘇峰堂で梅祭り
二宮町の徳富蘇峰記念館で2月16日、恒例の梅祭りが開催された。
白梅や紅梅など、風情ある古木が枝を広げる同記念館の梅園は、可憐な梅を楽しめる人気スポットとして知られている。今年も徐々に花が開き始め、見頃を迎えた。
梅祭りが行われたこの日は、2日前に降った雪が残ったものの、澄んだ青空が広がり風も穏やかで暖かな朝となった。
梅園内の書院では、安藤政輝氏の箏と石倉光山氏の尺八による演奏会が行われた。高名な奏者として知られる両氏の流麗な演奏が始まると、雪の梅園に雅な音色が広がり、来場者はうっとりと和楽器の調べに聴き入っていた。演奏会では「うぐいす」「泉」「希望の朝」「春の海」の4曲が披露され、アンコールに応えて「春の海」の再演奏も行われた。
演奏会は午前と午後の2回行われ、合計で140人の来場者があった。同館では「足元が悪いなか、多くの方にご来園いただきありがとうございます。春めいたひと時を楽しんでいただけたのでは」と話す。
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