新しい二宮・イメージづくりプロジェクトの代表を務める 高見 利和さん 二宮町在住 67歳
直感で惚れ込んだ二宮
○…社会問題となっている少子高齢化。全国規模での解決には手が出せないが、自分たちの住む町では何とかできるのではないか。そんな想いで集まった3人のメンバーで構成する同プロジェクトが7月から立ち上げたウェブサイト「結婚したら二宮に住もう」では、町の概略からおすすめのお店まで、様々な情報が掲載されている。「20代から30代の結婚した人やカップルが、二宮に移り住みたくなるような情報をもっと増やしていきたい」と身を乗り出す。
○…プロジェクトメンバーは、都内や横浜から二宮町に移り住んでその魅力に惹かれたという共通点でつながった。「都内への通勤は苦じゃないし幹線道路があるから交通も便利。それでいて自然が豊かで幼稚園やスーパーも多い」と、自身の経験をもとに子育て世代へ二宮の魅力を発信する。手さぐり状態で始めたプロジェクトだが、サポートしてくれる人々の声を聞き、メンバー同士の会合を定期的に開くことで今後の充実を図る。二宮を直接体感してもらう「現地を知る会(仮称)」など、構想は既に頭の中にできている。「活動を続けるなかで予想がつかない事もいっぱい起きるでしょうが、それも楽しみと思っています」と前向きに笑う。
○…二宮町との出会いは30代前半の頃。当時住んでいた横浜は「便利だけれど何か落ち着かない」と、マイホームの土地を探して休みのたびに県内を見て回った。「初めて二宮で電車を降りてすぐ『あっここが良いな』とピンと来た」とその瞬間を振り返る。駅前の看板で分譲地を見つけ、その日のうちに仮契約まで済ませて移住を決めたという。
○…長男夫婦は二宮町に住み、長女は他市に住むが「二宮は大好き」でよく遊びに来るという。自身の二宮愛は確実に家族へ伝わっている。「インスピレーションってとても大切だと思うんです。サイトを見て、私と同じようにピンと来てくれるご家族に二宮町に来てもらえたら」と目を細める。
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