小学生議員が町政に提言 大磯で子ども議会
子どもたちの意見を町政に活かすため大磯町議会議場で8月23日、子ども議会が開催された。大磯小学校から7人、国府小学校から10人の児童が議員となって、中崎久雄町長らに様々な質問を投げかけ意見を述べた。
参加した小学生議員たちは5つのグループに分かれ、観光や健康づくり、防犯対策、交通安全など7項目について中崎町長や町の幹部職員に質問を行い、意見を述べた。
国府小学校の保田幹太議員、渡邉桂議員、田中優多議員のグループは、大磯の観光について質問。「大磯を訪れる人は、若い人は少なく、年配の人が多いと感じます。町を明るく元気よくするためには若い人を呼ぶようなイベントが必要だと思いますが、若い人、特に子ども向けには、どのような観光イベントを行っていますか」との質問に中崎町長は「町伝統のお祭りのほかにも、大磯港では毎月の大磯市(おおいそいち)やさかな市を開催しています。今年は海岸で大磯ビーチフェスタを行い、夏にはなぎさの祭典も開催しました。皆さんも、地引網や海の教室などにぜひ参加してみてください」と答弁。
同じく観光の分野では、大磯町のゆるキャラ「いそべぇ」について「姿をあまり見ませんが、どこに行けば会えますか。また、いそべえの商品を増やしてもっと大磯をアピールしたほうが良いと思いますが、その予定はありますか」との質問には、いそべぇ本人がゲストで議場に登場。中崎町長は「今までも人形やTシャツなどがありましたが、これからも商品は開発されていきます」と答えた。
また、大磯小学校の早坂文音議員、浦田侃治議員、川崎芽唯議員、堂埜智咲紀議員のグループは「一度に多くのスポーツの種目を体験できるイベントがないと思います。チャレンジフェスタも私たちが参加できる種目が少ないです」と話し、「東京オリンピックもあるので、大磯でいろいろなスポーツや競技が体験できる『磯リンピック』を開催してみては」と提言。中崎町長は「砂浜を使ったスポーツなど、様々な教室をこれからも実施していきたい。『磯リンピック』はとても面白い発想。このような提案が、皆さんとともに町を作っていくきっかけになる」と話した。
子ども議会の開催は今年で5回目。昨年は中学生が議員として参加したが、今年は4年ぶりに小学生が議員を務めた。過去には提言が町議会を経て予算化された例もある。
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