大磯で「お茶の間映画館」 古民家や寺社など7会場で
大磯町と国府町の合併60周年を記念して、約60年前の文化風土を記録したドキュメンタリーフィルムを大磯町内7会場で上映する「大磯お茶の間映画館」が9月27日(土)と28日(日)に開催される。
このイベントを企画したのは、大磯お茶の間映画館実行委員会(坂間洋平代表)。大磯町内にある古民家や寺社など文化的資産を「お茶の間」に見立て、祭りや職人の技、昔の日常風景など、かつての日本の暮らしを上映する。
上映作品は8本で、大磯町にまつわる作品としては「国府祭-こうのまち-」と「大磯の左義長」の2本が上映される。
27日に六所神社で上映される「国府祭」では、平安時代から続く国府祭について、神揃山で行われる祭りと大矢場で行われる国司祭の様子を16mmフィルムで紹介するほか、同神社の宮司である柳田直継氏による講話もある。
28日に東光院で上映されるのは、「大磯の左義長」の短い16mmフィルムと、新潟県青海町に伝わる豊作祈願の行事を記録した「青海の竹のからかい」。2つの祭りから小正月の文化を見つめる。さらに、左義長保存会が地域社会と祭りについて話す。
その他の作品は、日本の文化を記録し研究している「民族文化映像研究所」が作製したフィルムが上映される。秩父で1978年に記録された竹縄づくりの様子を伝える「竹縄のさと」(会場/大磯町郷土資料館・28日)、アイヌの記録フィルム「イヨマンテ-熊おくり」(同/今古今・28日)、子どもの生誕前から7歳までの成長を記録した「秩父の通過儀礼-安産祈願から帯解きまで」(同/桃の家・27日、28日)など6作品が予定されている。
観覧は予約制で、定員は各回30人(先着順)。料金は1000円から1500円。上映スケジュールや会場など、イベントについて詳しくはホームページ(http://ocha-noma.com/)または坂間さん【電話】0463・73・6487。
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