子どもたちが地域の各戸を巡り健康や子孫繁栄を祈る「一番息子」が12月7日、大磯町の旧浜之町・旧坂下で行われた。
一番息子は、縄をつけた石を持った子どもたちが家々を訪れ、家人に頼まれた願いを唱えながら玄関先に石を搗く伝統行事。独身男性がいる家庭では「○○さんにいいお嫁さんが来ますように、いちばーんむすこ」と言い、二番、三番…と子どもの数だけ振り下ろす。一番息子は火祭りで有名な「左義長」の一環で始まりを告げる行事でもある。
「地域のつながりが希薄になっているといわれる時代に、子どもと大人が顔見知りになれる貴重な機会。これからも大事にしていきたい」と左義長保存会会長の芦川博昭さん。今年は小学生7人が参加、元気な声で住民の願いを唱えた。
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