大磯町の六所神社は1月3日(土)に神奈川県指定重要文化財である男神立像と女神立像を特別公開する。午前9時から午後5時、拝観無料。神像は平安時代後期(11世紀頃)の作で、神奈川県内では最古のひとつとされる。
男神の武装神形立像は頭に天冠台を被り甲冑を身に着け、腰を屈して足を開いて立っている。木造一木造り、高さは75・1cm。女神形立像は髪を束ねて両側に下げ、前合わせの唐衣を着て直立している。木造一木造り、高さは68・1cm。
両像は六所神社御祭神の「櫛稲田姫(クシナダヒメ)と素戔嗚尊(スサノオノミコト)」と推定。約1000年前に相模国の国司が奉納したとされている。神奈川県内では夫婦の像は珍しく、平成21年に県の指定重要文化財に指定された。
同神社は1991年の建て替えのときに両像を発見。戦国時代の騒乱を乗り越え数百年の間本殿に眠っていたが、文化財に指定されたことから年に一度だけ公開されることになった。大神輿殿に設置、撮影自由。
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