大磯の自然を生かした自然エネルギー普及事業を行う一般社団法人「大磯エネシフト(岡部幸江理事長)」の第2号太陽光発電所が完成し、1月25日にカトリック大磯教会の南庭で「みんなの発電所」点灯式が行われた。
大磯エネシフトは2013年に発足。「3万人の町からエネルギーシフト」をスローガンに大磯町内での「市民発電所」設置に取り組み、昨年4月には町内のマンション屋上に第1号発電所を設け稼働させた。
第2号発電所は教会敷地内に太陽光パネル56枚を設置。年間発電量は約1万5千KWh(キロワット時)、約4世帯分相当を予測しているという。売電収入は年間528042円と試算。売電収入の一部で福島の子どもたちの保養企画へ支援を行い、原子力発電所に頼らない再生可能エネルギーへの転換を進めることを目指している。総事業費は約550万円。資金は寄付、地域の金融機関からの融資などで調達した。
点灯式には中崎久雄大磯町長ら町関係者、大磯エネシフトのメンバー、支援者、発電所の設計・施工事業者など約50人が参加。岡部理事長が太陽光パネル脇に付けた電燈にスイッチオンすると大きな拍手と歓声が沸いた。その後は太陽光発電を接続したメーカーでコーヒーを作り、味わった。
「感謝の気持ちでいっぱいです」と涙ぐみながら挨拶した岡部理事長は、昨年急逝したメンバーの舩橋晴俊さん(法政大学教授・原子力市民委員会前座長)のことに触れ「遺志を継いでがんばっていきたい」と話した。同会は今後も環境とエネルギーをテーマに講演会活動等を行う予定。
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