神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

市民発電所の2号機起動 売電収益で福島の子ども支援

社会

公開:2015年1月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
太陽光発電を囲む関係者ら
太陽光発電を囲む関係者ら

 大磯の自然を生かした自然エネルギー普及事業を行う一般社団法人「大磯エネシフト(岡部幸江理事長)」の第2号太陽光発電所が完成し、1月25日にカトリック大磯教会の南庭で「みんなの発電所」点灯式が行われた。

 大磯エネシフトは2013年に発足。「3万人の町からエネルギーシフト」をスローガンに大磯町内での「市民発電所」設置に取り組み、昨年4月には町内のマンション屋上に第1号発電所を設け稼働させた。

 第2号発電所は教会敷地内に太陽光パネル56枚を設置。年間発電量は約1万5千KWh(キロワット時)、約4世帯分相当を予測しているという。売電収入は年間528042円と試算。売電収入の一部で福島の子どもたちの保養企画へ支援を行い、原子力発電所に頼らない再生可能エネルギーへの転換を進めることを目指している。総事業費は約550万円。資金は寄付、地域の金融機関からの融資などで調達した。

 点灯式には中崎久雄大磯町長ら町関係者、大磯エネシフトのメンバー、支援者、発電所の設計・施工事業者など約50人が参加。岡部理事長が太陽光パネル脇に付けた電燈にスイッチオンすると大きな拍手と歓声が沸いた。その後は太陽光発電を接続したメーカーでコーヒーを作り、味わった。

 「感謝の気持ちでいっぱいです」と涙ぐみながら挨拶した岡部理事長は、昨年急逝したメンバーの舩橋晴俊さん(法政大学教授・原子力市民委員会前座長)のことに触れ「遺志を継いでがんばっていきたい」と話した。同会は今後も環境とエネルギーをテーマに講演会活動等を行う予定。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

絵本で地元の魅力発信

大磯中学校

絵本で地元の魅力発信

生徒有志が図書館に寄贈

4月19日

新名物に「高麗キムチ」

大磯町

新名物に「高麗キムチ」

地名から縁広げ商品化

4月19日

大磯在住 勝倉さん世界V

障害者プロサーファー

大磯在住 勝倉さん世界V

グランドチャンピオン目指す

4月12日

コロナ経て秘仏開帳

大磯町慶覚院

コロナ経て秘仏開帳

稚児行列も実施

4月12日

地元二宮でMV撮影

HANDSIGN

地元二宮でMV撮影

町民ら150人がエキストラ

4月5日

拾ったごみは「海箱」へ

拾ったごみは「海箱」へ

大磯サーフィン協会が設置

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook